クリアコート(クリアの研ぎ出し)について
クリアコートはデカール保護とか言いますが、実車に忠実にするならデカールの段差はあった方が実車に忠実ではありませんか。どうして段差をなくさなくてはいけないのですか?
たしかにデカールには透明部分があり、それが気にはなりますが、実車に忠実というならデカールの余白部分を切り取り、軽くクリアを吹いて、デカール保護し、ザラザラになった部分のみ綺麗にすればよいのでは?
実車はそんなに綺麗でなく、まして茶碗みたいにウレタンの輝きはありませんよね? まあ汚いよりは綺麗な方が良いのですが、どうしてもクリア吹いて研ぎ出さないといけない風潮になっている今、そんなところで作れなくなっている人も多い気がします。一生懸命磨いている人の意見をお聞かせください。

■そうですよね。実際のレーサーは結構汚いですよね、それがまた凄味が有ってカッコよかったりするんですよね。なんで磨くようになったのか…模型雑誌とかの影響じゃないのかな? 有名な人の作品が”作例”ってなっていると、その作り方が正しい…みたいな感じになるんじゃないでしょうか? 僕も一度、改めて考え直そう…。(まーくん)

■リアルに汚いレーサーって私も一度作ってみたいテーマの一つです。でもリアルに汚いって難しいですよ。ましてそれを1/12で再現しようとすると。汚いのもデカールの段差も1/12で再現しなけれはならないので余程腕の良い人でなければ凄みではなく、ただ汚いだけになってしまいます。例えば、あのレーサーのここはこんなところがこんな風に汚れている、あるいはここのステッカーは角が少し剥がれてるなんて言われても余程そのレーサーを知っている人でなければ、はあ??ってな感じになってしまいます。そんなんなら綺麗な作品の方が素人の人が見ても好印象だろうし、はっきり言って磨く方が汚すより簡単だと思われます(笑)(ドーハン )

■うーん、確かにクリアコート+研ぎ出しって何のためにするんでしょうねぇ。そうした方がカッコいい(キレイに見える)って理由じゃダメなんでしょうか。確かに「よりリアルに」見せることを追求したら、塗装したカウルの質感とステッカーの質感って違うし、段差が無くて全面テカテカなのは、実車を知ってる人は気になるのかも。
でもそこは「模型」ですから、ミニチュアとしてのカッコよさってのも大事な要素なんじゃないかと。
要は「自分がカッコいい」と思える方法が正解なんじゃないかと。プラモって模型ですし、趣味ですから「自己満足」できれば私はそれでいいです。バイクや車を艶消しで作ってらっしゃる方、いらっしゃいますよね。(モデグラ誌の作例でよく見かけます)そういう作風が好きならそれを真似すればいいし、研ぎ出しがカッコいいと思えばそれを真似すればいいし。「趣味」なんですから(笑)(が~どな~ )

■私の場合、段差をなくすためにクリアを吹いてはいないので、回答にならないかも・・・。
トップコートはデカールの保護とツヤの統一のために吹いてます。でも、それもデカールの多いレーサーだけで、市販車作るときにはトップコートも吹いてません。塗装して、クリア吹いて、軽く磨いで、デカール貼って終わり。
これは自分自身がコレクションする仕上がりとして、これで十分と思うからです。が~どな~さんが言うようにプロじゃなく「趣味」なのでやりたければやればいいし、私のように自分はこれで良いと思えばそれで良いんじゃないかな。
ちなみに、私もカーモデルはクリアーコートして段差消してますよ。そこまでやらないと満足できなかったから。それはバイクとはスケールが違ってツヤとか段差とか目立つからかな。
あと、私の場合実車がどうこうというのは一切気にしてないし考えてません。模型を模型としてなるべくキットに従って作ってます。実車に近付けようとは全く思っていません。というか、実車のことあまり知らなかったりします。部屋に並んだキレイな模型を見て満足してるわけで、どのレベルのキレイさで満足するかは人それぞれかと。まぁ最近はキレイに積まれたキットを見て満足してますが。(KAZ )

■ハッキリ言って「デカール貼ってトップコート・・・」KAZさんの作り方が一番良いのでは?(注:下地を綺麗に磨かないと、ああはならないんでしょうけどね)。頑張って研ぎ出したあげく陶器のようになっちゃったモノより、ずっと綺麗です。僕もデカールの文字と文字の間の透明部分が上手く切り取れればクリア吹く必要はないと思いますよ。(カッティングシートにしたところで全く売れなかったけど・・・)僕はコバックスやらラプロスを使うようになってからは、デカールの段差(透明部分)が簡単に消せる(ごまかせる)ので研ぎ出しを、難しい作業とは思ってません。(m_m)
メーカーの作例なんてクリアコートしてないけどすごく綺麗だと思いますよ。 クリア吹いてるのが好きな人は吹けばいいし、嫌いな人は吹かなきゃいいてことです。
もし「クリア吹いて綺麗にしたくても出来ない・・・」って方、いつでもご相談ください。
模型は綺麗に出来上がれば素直に嬉しいし、誰かに「スゴイですね」とか言われればもっと嬉しいです。でも作らないと分からないことなんです。プラモトーシローの方、作る前からマネ出来ないとか思わないで、もっともっと沢山作ってください。誰でも最初から上手くは作れません。僕がトーシローさんに自慢できることがあるとしたら「失敗の数」です。作り続ければ、必ず上手くなります。いつか、くろすぴーさんのように作れます。きっと・・・。

KAZさんのように模型を作る人も、どこまでも実車に忠実なものを作りたい人も、模型は模型、趣味の話です。作ることが楽しいんだから、みんなもっと楽しく模型を作りましょう!(M)

 
ガイアノーツのEXクリアを購入し、ごく普通の室内で未開封で保管していたのですが、先日、使用しようと思い、瓶を見ると中身が若干黄色く変色しているような色合いでした。元々そんな感じなのでしょうか?

■これについてガイアノーツに問い合わせました。
ハッキリ言って何も問題無いそうです。元々そんな感じだそうです。
「万が一、白の上にEXクリアを塗装して黄ばんだら、どうぞガイアノーツに苦情言ってください」と、キッパリ。まあ瓶の厚みくらい(3~4センチ)塗り重ねたなら若干黄ばむこともあるかもしれませんが、模型のクリアコートくらいの厚みで黄ばむことは絶対無いそうです。
黄ばんでいてもブラシで吹く濃度に希釈したら透明になるはずです。塗装が黄ばむ原因はクリアではなくて下に塗る塗料の性質によるところが大です。特にパールを混ぜると黄ばみます。
それでも不安になる方はいるんでしょうけど、ガイアノーツのEXクリアの乾燥の早さと堅さは他にはありません。(M)

 
仮組みの際、皆さんはどのような方法で接合させていますか?
テープ止め・強力な糊等が考えられますが、ベストなものがあれば教えてください。

■仮止めはマスキングテープが無難(糊が残りにくいので)ですが、テープで留めにくい部品などは、トンボのピットマルチ2という糊を使っています。薄く塗ってしばらく乾かすと、貼ってはがせる糊になります。(が~どな~ )

■ぼくは、木工用ボンドもよく使ってます。そこそこ強力だし、いざとなったら水洗いできれいに落とせます。これは、結構ポピュラーな方法じゃないでしょうか。¥(ニシベさん )

 
ガレージキットのバァキュームパーツについて質問します。
ライト、ウインカー、テールランプなどの綺麗な切断方法はないものでしょうか? 音波カッターなどの工具はもっていません。他にいい方法はないでしょうか。

■はさみで、大まかに切り出し、新品のカッターナイフで少しずつ、少しずつ切り出します。切断面が直角になるように刃を入れてください。僕はカッターで切りだしたあとは何も処理していません。(M)

 
最近のデカールはどう見ても無理でしょ!と思えるような曲面貼りが多い気がします。塗装してしまった方が楽な場合もあったりするのですが、その場合、デカールとの色合わせを簡単にする方法がありますか?。

■簡単にする方法ですか?…。簡単に出来る出来ないは作業者のスキル次第だし、簡単に出来るようになるまで練習するしかないのでは? それか、妥協点を下げるのも簡単にする方法かな~(まーくん)

■3次曲面のデカールの貼り方
1.シワが無く一発で貼ろうとせず、乾燥後、シワになったとこだけカッターでそぎ落とす。またはペーパーで削る。
2.大判のデカールはあらかじめ分割しておく。
3.シワがよるデカールほど、ソフターは使わない。リカバリできなくなる。

タッチアップの色合わせ。
1. まずは模型屋で似た色を探す。
2. 混色するときは明るい色を基本にし、濃い色を足す。
3. 塗料とデカールの色を見比べるときは、塗料が乾燥後に行う。
 クリア吹いたら色味が変わるときがあるので完璧に合わせるなならクリアまで吹いて見比べる。
 注意)台紙のままのデカールと色味を見比べてはいけない。
    必ず白のプラバンに貼ったデカールと比較する。
    台紙のままのデカールは台紙のブルーが透けているので比較にならない。
4. デカールのインクは発色が良く、塗膜も薄いので、タッチアップした色はどうやっても濃くなる。
  明るい色を調色する場合はベースの色を蛍光色を使う。
 「明るく鮮やかな色にするなら白を混ぜれば?」などとトーシローな考えでは絶対に色は合いません。
  白を混ぜると色の彩度はどんどん落ちていきます。

デカールとの色合わせを簡単にする方法なんてありません。経験を積んでください。(M)

 

オートバイ模型のタイヤマークのデカール(MICHELIN Radialとか)を綺麗に剥がしたいのですが、最良の方法を教えてください。

■水でビチャビチャにしてほっといたら、そのうち浮いてくるんで、ピンセットでつまんでポイッ。
その後マーク部をティッシュなんかで、軽く押さえて出来上がりです。
水ビチャビチャがポイントかも。(ニシベさん )

 
プラスティックの接着・整形でヒケない接着剤・パテを教えてください。
また、接着後、どのくらいで整形作業を開始しますか?

■ヒケない接着剤やパテがあったら私にも教えて欲しい(笑) 通常の接着剤やパテはシンナーが揮発する限り必ずヒケけます。ポリパテやエポキシパテは化学反応で硬化するので比較的ヒケませんが、それでもシンナー成分がゼロではないので厳密にはヒケます、ヒケないモノを探すよりヒケることを前提に作業した方が良いと思います。
ちなみに私が使用している通常接着剤はタミヤ、パテは造形村を使用。造形村は乾燥がとても早く(硬化剤にて調整)切削性も良好です。但し強度は弱いかも?
通常の接着剤を使用した場合は乾燥ブースを使用し、半日ぐらいは触りません、強度を出す場合は丸一日乾燥させます。(ドーハン)

 

自作デカールについてです。白文字デカールの場合、アルプスプリンター以外での作成方法はあるのでしょうか。(市販のインクジェット用デカールでは白デカールは作成できないものがほとんどだったと思います)

■白のシートで、文字の周りを車体色に塗り、白文字を作ったことがあります。ただ、塗装とデカール印刷の色を合わせるのがムズカシイです。透明のシートで、文字の周りを塗りつぶし、白塗装の上に貼って白文字にしたこともあります。
デキはアルプスに負けますが、その時は自分で作ったことのヨロコビの方が、大きかったなぁ。(ニシベさん )

 
09年式YZR-M1のフロントブレーキキャリパー部のディテールアップについて質問です。
ブレーキホースのジョイント部は素組みの場合はブレーキホースを差すだけですが、
皆さんのディテールアップ術をご教授ください。

■T2Mというメーカーからジョイント部のバーツが出ています。バーツの組み合わせにより色々なジョイントが作れます
Max Moto Modelingで取り扱っていますので見てみてください(笑)。(ドーハン)

■細い針金をキャリパーに刺して、ジョイント部には針金にちょうど入るパイプをつけます。(言葉だとうまく説明できない…)キットのままよりは、ずっと見栄えがいいと思います。
ブレーキホースは、Max Moto Modelingの黒いカラーゴムがお勧めです。(ニシベさん )

■M1のブレーキホースジョイント、基部を残して切り取ります。基部に0.6mmの金属線を挿し、中間部はT2M-3001(クリヤーブルーで塗装)、トップはT2M-3002に置き換えます。芯の金属線を少し短くしておけば、ホースを挿す穴が残ります。キットのチューブを使うのであれば、金属線を長くして差込基部とすると良いと思います。(くろすぴー )

 
メタルパーツについて、表面に巣が出ていて荒れている場合の処理方法はどのようにするのが一番よろしいでしょうか?ハンダ盛りするには範囲が広い場合の方法を教えていただけますでしょうか。。

■巣があるのは表面だけですので、平たい彫刻刀などで、表面を削るのが手っ取り早いです。刃を立てて薄皮を剥ぐようにしてください。あとは400番くらいのペーパー当てて表面を整えます。(M)

■金属地を活かさない場合ならパテ埋めでもいいと思いますが、自分なら広い範囲でもハンダで埋めて金ヤスリで整形します。慣れないうちはメタルパーツを溶かしてしまい修復させにくくなる事もあるかと思いますので、要らないパーツ等で十分練習した方が良いでしょう。(あおのり)

 
タイヤの3枚おろし(幅詰め)の方方について教えてください

■不要なホイールを使ってジグを作り、電動ドリルにくわえて、新品のカッターナイフで切り出します。
切り出す幅は目分量。少しずつ切り出して幅を詰めます。刃の当て方で切り出す面の角度を変え、接合面の角度を合わせます。(M)


http://youtu.be/XihntLU-fKs

 
缶スプレーのクリアー吹きの手順、ペーパー番手、コンパウンドなど
初心者でも研きだししやすい方法を教えてください。

■缶スプレーの吹き方ですか?缶スプレー全く使わないので何ともいえませんが、艶は気にしないでサラッと何回も重ねるように吹きます。指紋が付かないくらい乾いたら(塗料が乾燥したのかチェックするために不要なパーツにも同じようにクリアを吹いておくと安全です)、タミヤの1500番のペーパーでデカールの段差をとり、ラプロス8000番で水研ぎ、コンパウンド。(コンパウンドによって仕上がりが左右されることは少ないです。多少磨くのに時間がかかるかなって程度。僕は昔っから3Mのウルトラフィニッシュ。これ1本です。)この3工程で鏡面仕上げです。曲面には1500番のペーパーのかわりにコバックスの青・黒の方がいいかも。
研ぎ出しは最初に使うペーパーの番手が肝心です。粗いのから始めると鏡面にするまで時間がかかります。(M)

■缶スプレーはブラシほど細かい粒子で吹く事が出来ません。特に外気温が低い場合などは圧が弱くなるので、少し暖めてから(乾燥ブースなど)使用します。吹く時は30㎝ぐらい離し、一気に吹くと垂れたり、ムラになったりするのてシュッ、シュッと小刻みに吹きます。研ぎ出しですが私の場合は#1000ぐらいからペーパーをかけ、順に#1200、#1500、#2000、さらにラプロスの#6000、#8000(場合によっては#2400、#4000を使用します)。あまり力を入れて磨くと深いキズがついてしまい消えなくなってしまいのでなるべく優しく磨きます。最後にコンパウンドですが私はクレオスのMr.コンパウンドの粗め、細目、極細、もしくはバルケッタの粗め、仕上げ磨き、仕上げ微細で順に磨いていきます。
最後はタミヤのワックスで仕上げて完成です。手順は面倒臭いですが手を抜くとそれなりにしか出来ません。がんばって下さい。(ドーハン)

■僕はもっと簡単にやってます。缶スプレーはやはり温めてから吹いてます。特に冬は、缶ごとお湯につけてます。ペーパーがけは、#1000から#1500位の間でテキトーに使ってます。その後が、肝心。ラプロスの6000、8000で磨きます。そんで、コンパウンドで磨いて完成。コンパウンドは、ハセガワのセラミックコンパウンドとタミヤコンパウンド(仕上げ目)を比べてみましたが、その差は良く分かりませんでした。ワックスって、使った事がありません。
今度使ってみようかな。いろいろ試してみてください。(ニシベさん )

 
Fサスのインナーを金属製に変更したい場合、ボトムケースへ垂直な穴あけ が必要です。このような場合の垂直なドリル方法を教えてください。

■肝心なのはセンターのマーキングです。慎重に。穴は0.8mmくらいの細いピンバイスから始めて徐々に大きくしています。あまり穴を深くしない方が修正が楽ですよ。深くても5ミリくらい?垂直は見た目で。まっすぐならOKです。
角度がズレたらさらに穴を大きくして、角度直して瞬着流し込み。(M)

■お金はかかりますが本当に垂直にあけたいなら、私はボール盤を使用します。(ドーハン )

■垂直なドリルの方法を教えてもらっても、それが作業で実際に出来るかは作業者の腕次第だし、まずはプラ棒とかに穴をあけて練習してみたらどうですか?作業としては習うより慣れろです。
個人意見ですが僕が開けるときは、垂直よりもセンターに開ける事を重視します。穴が多少傾いたとしても、穴のサイズを0.1~0.2mm程度大きく開け直してやれば傾きは吸収出来ますし、接着するときにゼリー瞬着で着ければ固定も問題ないです。先ずはプラ棒で沢山練習してみては?(まーくん)

■対象物が棒状の物であったら、ピンバイスだけでなく対象物も回しながら穴を開けるようにしています。
この方が、多少曲がった場合でも修正できると思います。(ニシベさん)

 

模型用塗料にもいろいろありますがアクリル系・エナメル系など、一般的にレーサーバイクに塗装するのにどの部分はどの塗料、どの部分はエアブラシ、筆塗りでしあげてますか?部分ごとに塗料、塗り方教えてほしいです。

■私の場合は基本ラッカーで塗装します。細かい部品はエナメルを使用します。
エナメルはラッカーに比べて発色がよいのでポイントポイントで使用すると効果的。かつてはエンジン系を総エナメルで塗ってた事もありましたが頻繁に触るとハゲてくるので止めた方がいいです。
エンジンやフレーム、スイングアーム、フロントフォークなど同じ色で塗装する部品は可能な限り極力組んでからブラシで一気に塗装し、その後細かい部品を筆塗りで塗装し組んでいきます。
カウリング等の外装は当然ラッカー+ブラシで仕上げます。
最後にアクリルは乾燥が遅いので私は余程の事が無い限り使用しません。(ドーハン)

■エンジンの塗装に限らず、基本的にラッカー系でエアブラシ塗装。特にエンジンの場合は、鋳造・鍛造なのかで下地塗装に変化を付けると仕上がりに差が出ます。
鋳造→下地に「フラットベース粗め」を配合してザラ付き感を出す。
鍛造→下地に「グロスブラック」塗装し、平滑感を出す。
その後に本塗装となります。
エナメル系は、ウォッシング・スミ入れ・ドライブラシのみです。
ハンドル周りなども、いっさい筆塗りはしません。
細切りしたマスキングテープとマスキングゾルを併用してエアブラシ塗装です。
理由は、筆塗りではエアブラシ以上にならないからです。
フレームなどをメッキ&クロームシルバー塗装をしたら、仕上げとしてアクリルクリヤーを軽く掛けると輝度があまり落ちずに表面コートできるのでオススメです。たとえば指定が「セミグロスブラック」でも、そのパーツの素材が何か(アルミ・鉄・マグ・ゴム・プラスチック等)によって、ツヤ感や少量のホワイト・ブラウンなどを混色してパーツごとに小変化を付けてやると、リアル感がグッと増します。
ちょっと初心者向きではないですね?(くろすぴー )

■僕が使っている塗料は、ラッカーとエナメルだけです。
メーカーは、メインにクレオス(入手しやすいし安いから)、補助的にガイア、フィニッシャーズ。
塗り方は、筆塗りは苦手なので基本的にほとんどブラシで塗ります。なので塗り分けはマスキングテープです(>_<)
エンジンや足廻りのネジのモールドやチェーンのコマとか細かい所だけをエナメル塗料で筆塗りしてます。
後は、エナメル塗料はドライブラシで少し使うかな~
アクリル、水性、二液ウレタンは、使った事が無いから解りません。(まーくん)

■以前、オール筆塗で1台(ネイキッドタイプ)作ったことがあります。その時は、ラッカーでした。
どうしても、筆ムラが出るので、塗料を薄くして、何度も重ね塗りをして塗膜を徐々に厚くしていきました。場所にもよりますが、艶なしでいいところでも3回くらい、艶ありのところで5回、研ぎ出すところは5~7回くらい塗ったと思います。あわてず、急がず、乾かしならら塗るのがコツかな。
タンク類など研ぎ出すパーツは、下地の基本色が塗りあがったらいったんピカピカに研ぎだします。これで筆ムラと塗膜の不均等が解消されます。そのあとラッカークリアでコートします(筆塗で)。後はおんなじです。
古いバイクのエンジンは、筆塗の方が断然味が出ます。研ぎ出しパーツも上記のとおりです。問題はピカピカ銀パーツ・・・ なかなか、思ったようになりません。研ぎだせないので、筆ムラが残ります。
あと、問題点(最大の)は、どうしても時間がかかることです。私の場合、1台作るのに半年ほどかかりました。
是非、挑戦してみてください。あしからず・・・(metal )

 
チームグリーンのカウル塗装についてお尋ねします。側面のカーボン地とアンダーカウルに繋がる処がグラデーション?になっていると思いますがカーボンをデカールにした場合段差が出来てしまうと思うのですが。

■カーボンデカール(台紙のまま)に直接エアブラシでグリーンを掛け、乾燥後切り出して貼る。
もしくは、カーボンデカールを貼った後、2回くらいクリヤーコートをして研ぎ出し段差を消してからグリーンをスポット吹きする。もちろんその後再度クリヤーコート。|どちらでもやり易い方でグラデーションを再現してみてください。(くろすぴー )

■作例ではカーボンデカール貼ってません。黒です(ストッキング被せたかも?・・・)。いずれにせよ、フリーハンドでぼかしてます。エアブラシは上方向から下に向けで(逆向けで吹くと黒い部分までミドリになります)。
僕はタミヤの缶スプーの中身を取り出してブラシで吹いてますが、この塗料、すごく隠蔽力が強いので下が黒でも簡単にグラデーションになりましたよ。(M)

 

オミットされた機器類や配線を作成した際、その後の仮組みでカウルが微妙に干渉して納まらないことがあります。どのような解消方法がありますか?

■仮組と言うのはそういう事(部品と部品が干渉する等)を確認するのが仮組であり、干渉しますからどうしましょうの段階はもう仮組ではありません。仮組の段階なら再びバラして組み直すとか寸法を変えてみるとかカウルの裏を削るとか出来るはずです。どの道1/1を1/12にすれば必ず何処かにシワ寄せが出てくるモノです。そこをどう表現するかは製作者次第です、頑張って下さい。
ああ、私も人のコト言えんなー。頑張って作らにゃー。(ドーハン )

■ボクもやっぱり、カウルの内側を削ります。イザとなったら、カウルの外側にプラ板貼って、内側の隙を確保した事もあります。その時の外側は、きれいに削って、曲面がつながるようにしました。やっぱ、仮組は大事かも。(ニシベさん )

 

ウレタンクリア塗装後のコンパウンドがけで、いつまで経っても細かな傷が消えません。なお1週間乾燥後も爪で強く押すと軽く跡が残ります。混合はスポイトで1滴ずつ測ってます。どういった原因が考えられますか?

■ウレタン塗料はラッカーと違って塗料の樹脂が硬化します。塗料の説明書に記載されている分量の硬化剤を正確に混ぜれば、温度によりますが、規定の時間内で完全硬化するはずです(僕は0.1gが計量できる秤を使ってます)。原因として考えられるのは、ウレタン塗料の消費期限が過ぎているのか、シンナーの混ぜすぎではないでしょうか? ウレタンのメーカーによってのも塗膜の堅いの柔らかいのがあるようですね。こないだ作ったペプシガンマはウレタン塗装しましたが、フィニッシャーズの1は精密屋のウレタンより柔らかかったです。クラックが入ったりしないので使い勝手はよかったけど、磨くのは時間かかりました。(M )

■コンパウンドの前にペーパーがけをすると思いますが、そのペーパーの粒子が残ってたりすると傷が付きます。タミヤのペーパーを使うとそうなる確率が高いです。一度、丁寧に流水で洗うといいかもしれません。他にも液体コンパウンドが乾燥して塊になったもの。ティッシュペーパーを使う。円を描くようにこすって磨く。などは傷ができやすいです。後、暗い色(特に黒)は傷が目立ちやすいです。
>爪で強く押すと軽く跡が残ります
塗料が古い。2液混合型だとうまく混ざってない。クリアの下のカラー部分の塗料が乾燥してない。閉め切った部屋で乾燥させている。などが思い当たります。(あおのり)

 

カウルの仕上げに研ぎ出しのできるクリア―を吹きますが、みなさんはどのメーカーのどの製品をお使いですか?
また、その製品の長所短所があれば教えてください。

■僕はガイアノーツのEXクリア使ってます。3時間も乾燥機の中に入れておけば、ガッチリ硬化します。EXクリアはひび割れるとか、聞きますが大丈夫ですよ。確かにヒケはありますが、どこのクリア使ってもヒケるときはヒケるので。今じゃEXクリアの硬化時間の早さと堅さはすごい武器です。(M)

■フィニッシャーズのオートクリアです。長所だと思うのは、透明度が高い、塗膜が硬い、カラーもフィニッシャーズを使うので相性がいい気がする。短所は、シンナーが少なくて値段が高い。多分、ガイアの方が使い勝手がいいでしょうか。(あおのり)

 

塗装失敗したプラパーツの塗装を落とすのに、よくシンナー風呂につけると聞きますが、シンナーとはどのメーカーの何という製品をお使いですか? また、塗料の種類によって使うシンナーは違うのですか?

■シンナー風呂用にはクレオスのレベリングシンナーを使っています(ガイアのシンナーに切り替え大量に不良在庫が出たので)。けっして、ラッカーシンナーを使ってはダメです。プラガ溶けます。
塗料の希釈用はガイアの水色のシンナー使ってます。このシンナーはリターダーとか余計な成分が入って無いようなので好んで使っています。リターダーが入ってると乾燥時間が遅くなるので使いません。
塗料の種類と使うシンナーですが、タミヤのエナメルは専用のシンナーかペトロールで希釈。それ以外はガイアのシンナーで希釈してます。混ざって乾けばどのシンナー使っても問題ないと思います。缶スプレーの中身を取り出して使うときだけ、シンナー混ぜると色素が分離する場合があるので注意してます。(M)

■プラパーツはやはり溶けるのが恐くて風呂に入れたくないです。粗めのペーパーで塗膜を削ってからクレオスのシンナーをエアブラシで吹きかけて色を落とすという方法でしょうか・・・(あおのり)

 

フローティングピンの切削痕をMAXさんの製作記と同じようにやってみたのですが全面がザラつくだけで綺麗に輝きませんでした。たぶん、やり方が悪いのでしょう。また、もっと簡単な方法なんてあるのでしょうか。

■切削痕を付ける際、全面にヤスリを当ててませんか? 当てる箇所は、パーツの中心から半分です。600番くらいの耐水ペーパー(固めの台紙が良いのでタミヤペーパーはNG)を二つ折りし、リューターを回しながらペーパーの角を中心に当ててみてください。こうすれば完璧にセンターが出なくてもそれっぽく見えるはずです。(くろすぴー )

 

デカール貼りが苦手なのですが、大きな凹凸(NACAダクトなど)に一体モノのデカールを貼る場合、やはり切り分けてから貼るのでしょうか? 形状ぴったりに切り分けるコツがあれば教えてください。

■一般に言われているのは蒸しタオルで根気よく馴染ませる方法。でも私は気が短いので(笑)デカール軟化剤を使用します。段差の大きいところは切る場合もあるし軟化剤を使用する場合もあります。小さなNASAダクトなら軟化剤を使用しますが初心者にはお勧め出来ません、失敗した時のリカバリーが大変なので初心者の方ならば切り分けてタッチアップした方が結果的に綺麗になると思われます。また予めNASAダクトの凹んでいる部分だけ似た色で塗装しその上からデカールを貼るという方法もあります。(ドーハン)

■凹部にデカールを貼るときは、まずは凹みを無視してラインが綺麗につながるように貼ります。デカールがパリパリに乾いたら新品のカッターナイフで凹みのフチに沿って切れ目を入れ先の細い綿棒で密着させます。タッチアップはできるだけ塗料を使わず、余ったデカールを切り刻んで貼り込みます。(M)

 

透明レジンでライトのパーツを自作しようとしたら、黄色く変色したり、いつまでも軟らかいままだったりです。何がいけなかったのでしょうか?また、お勧めの透明樹脂はあるでしょうか?

■透明レジンは年月で黄色く変色する物が多いようです。軟らかいままなのはレジンが古いか、配合比率を間違ってないですか。小物ならガイアのUVジェルクリアが良いと思います。当然ですがUVペンによる紫外線が当らないと硬化しないです(笑) 大物ならクリスタルレジンかデブコンETですかね、透明度が高く、黄変し難いです。ただし硬化速度が遅いので短時間で仕上げるには不向きです。硬化速度が遅い分気泡は入り難いので私は好きです。(つるり)

 

メタルパーツについて、表面に巣が出ていて荒れている場合の処理方法はどのようにするのが一番よろしいでしょうか?ハンダ盛りするには範囲が広い場合の方法を教えていただけますでしょうか。

■プラパーツやレジンパーツならパテ埋めするような場合でしょうか? 金属地を活かさない場合ならパテ埋めでもいいと思いますが、自分なら広い範囲でもハンダで埋めて金ヤスリで整形します。慣れないうちはメタルパーツを溶かしてしまい修復させにくくなる事もあるかと思いますので、要らないパーツ等で十分練習した方が良いでしょう。(あおのり)

 

09年式YZR-M1のフロントブレーキキャリパー部のディテールアップについて質問です。ブレーキホースのジョイント部は素組みの場合はブレーキホースを差すだけですが、皆様のディテールアップ術をご教授ください。

■T2Mというメーカーからジョイント部のバーツが出ています。バーツの組み合わせにより色々なジョイントが作れます。MAXさんのHPで取り扱っていますので見てみてください(笑)(ドーハン)

■細い針金をキャリパーに刺して、ジョイント部には針金にちょうど入るパイプをつけます。(言葉だとうまく説明できない…)キットのままよりは、ずっと見栄えがいいと思います。ブレーキホースは、Max Moto Modeling製の黒いカラーゴムがお勧めです。(ニシベさん)

■M1のブレーキホースジョイント、基部を残して切り取ります。基部に0.6mmの金属線を挿し、中間部はT2M-3001(クリヤーブルーで塗装)、トップはT2M-3002に置き換えます。芯の金属線を少し短くしておけば、ホースを挿す穴が残ります。キットのチューブを使うのであれば、金属線を長くして差込基部とすると良いと思います。(くろすぴー )

 

自作デカールについてですが、白抜き文字デカールの場合、アルプスプリンター以外での作成方法はあるのでしょうか。(市販のインクジェット用デカールでは白抜きは作成できないのでは?)

■白のシートで文字の周りを車体色と似た色でプリントし白文字を作ったことがあります。ただ、塗装とデカール印刷の色を合わせるのがムズカシイです。透明のインクジェット用のデカールシートで、白以外をプリントし、文字の周りを塗りつぶし、白塗装の上に貼って白文字にしたこともあります。デキはアルプスに負けますが、その時は自分で作った事のヨロコビの方が、大きかったなぁ。(ニシベさん)

 

プラスティックの接着、整形でヒケない、接着剤、パテを教えてください。また、接着後、どのくらいで整形作業を開始しますか。

■ヒケない接着剤やパテがあったら私にも教えて欲しい(笑) 通常の接着剤やパテはシンナーが揮発する限り必ずヒケけます。ポリパテやエポキシパテは化学反応で硬化するので比較的ヒケませんが、それでもシンナー成分がゼロではないので厳密にはヒケます、ヒケないモノを探すよりヒケることを前提に作業した方が良いと思います。ちなみに私が使用している通常接着剤はタミヤ。パテは造形村を使用、造形村は乾燥がとても早く(硬化剤にて調整)切削性も良好です。但し強度は弱いかも? 通常の接着剤を使用した場合は乾燥ブースを使用し、半日ぐらいは触りません、強度を出す場合は丸一日乾燥させます。(ドーハン )

■僕は、接着はツリロン。成形にはタミヤの光硬化パテです。プラの接着にはサラサラタイプの流し込み接着剤を使うこともありますが、ほとんどツリロンかな?(M)