カワサキNinja ZX-RR 06製作記

いよいよ発売されたカワサキNinja ZX-RR
ちょこっと手を入れて
速攻で組み立ててみます。


まずは仮組。

カウルは、エンジン・ラジエターまで組まないとキチンと合いません。
ここまで組んでおいて、400〜800番のペーパーで摺り合わせます。
わずかなヒケやビスのモールドも一気に削ります。


アッパーカウルのビスを内側から止めるように改造します。
ビス1箇所では強度的に不安なので、2箇所止めに。


外装を塗装します。

塗料を缶から取り出します。
ピンバイスで小さな穴を空け、ガスを抜きます。
シューっとガスが出てきたらすぐに換気の良い場所に放置しておきます。
火気厳禁
この時缶を揺すると塗料が飛び散ります。 要注意。


ガスが抜けたら、「缶切り」で上部を切り取り
別の容器にビー玉ごと移します。
クレオスのレベリングシンナーを少し混ぜておきます。


今回のライムグリーンは隠蔽力がとても強いので、サフ無しでも大丈夫です。
黒いパーツにダイレクト塗っても充分に発色します。
(知らなかったので、クレオスの白に蛍光グリーンを混ぜたものをベースに塗りました)

ただ、このライムグリーン、クリアを吹いたらパーツによっては、若干発色が悪くなりました。
原因はわかりませんが、少し彩度が落ちて白っぽく見えます。

下地に塗った白が影響したのか、雨の影響なのか・・・?
次回は下に色をひかず、ダイレクトに厚塗りしてみます。

デカールは、特に難しくもなく、サラッと貼れました。
シートカウルのカーボンパターンは隙間ができたので、修正用のデカールを細く切って隠しました。
あとは、サイドカウルのNinjaのロゴとZX-RRの文字を切り離したくらいです。
今回は、スペアのデカールが無いので、マークソフターは使っていません。

色の件は、デカールを貼ってクリアを吹いた後にわかったことだし、
見比べても、わからない程度なので
このことは忘れて車体を進めます。

 


まずはフレームとスイングアーム。
半艶ブラックで塗装します。


チェーンプラーはピンバイスで穴を空け、カッターで彫り込んで
洋白線を刺しています。


次はエンジン、インスト通りに塗り分けます。
ヘッドカバー以外はある程度塗ったところで、薄く溶いたフラットベースを吹いて、艶を抑えます。
あえて白っぽい感じにしました。
クラッチは資料がないのでインストの指示通り。


要所要所メッキシルバーにしていますが、インスト通りの塗り分け。


DPも組み込みます。


ブレーキ。
サスやキャリパーは、金属感を出すために、ベースにクレオスのメッキシルバーを塗り、
クリア系塗料で仕上げています。


チェーンはスプロケのみマスキングして、ガンメタ系で塗装。
スモークグレーで墨入れしました。


スプロケも歯の部分を、よく切れるカッターナイフで斜めに切ると雰囲気変わります。
大した作業でもないので、これは毎回やってます。


面倒なのがホイール。2セットは辛かった〜。


パーティングラインを消して、軽量化しました。
ラインのデカールもすごく神経使うし、素面ではできません。
一杯やりながら・・・。


アクセルワイヤーの取り回し角度まで変えたかったんだけど、止めました。


ステップは例の複製品。
ペダルは穴を貫通させています。


スタンド。
いくら車体をきれいに作っても、スタンドが汚いとねぇ〜
黒+メッキシルバー+クリア系2〜3回、
タイヤは少し汚してみました。


メッキシルバーの上から自家製の
クリアーダークイエロー
クリアオレンジ
クリアーブラウン
クリアダークグリーン
クリアーライトブルー
クリアーダークブルー
クリアーブルーパープル
クリアーパープル
クリアレッド
スモークを
資料をよーく見ながら 吹いています。
沢山色を作っておくほどリアルに見えますよ。

また、 吹く度にブラシを掃除してないので
塗る順は薄い色から。

チタンマフラーの色の付き方は、温度によって変化するので
曲がっている部分が濃くなるように仕上げます。

チタンに見えれば成功なんですが。


塗り分け位置を変えました。
マスキングはクレオスのゾルを使いました。


シフトのインジケーター、デカール 貼るのは無理。
切り取って筆塗りにします。


スイングアームのロゴ
デカールのクリア部分切り取りました。
クリア吹いて研ぎ出すより、早いしリアルかな。


細かなパーツも組み込みます。
ブレーキオイルのチューブは
チューブじゃなくて手芸用のナイロン糸
釣りのテグスみたいなもの。
蛍光グリーンをクリアで薄めて筆塗りしています。


車体は完成!


せっかくだし、タンクのオーバーフローチューブと
ブレーキレバーのアジャスターケーブルを追加しました。


ホントに車体は終わり。


シートラバーはラッカーシンナーを筆塗りして
表面が溶けて柔らかくなったら、ナイロンメッシュを押し当てて
テクスチャーをつけます。
(ナイロンメッシュはM1に付属していたもの)


アンダーカウルの栓は、ランナーから削りだしました。


スクリーンは裏側から黒で塗装して、表側に切り出したデカールを貼付。
リベットはHIRO製の0.5mmアルミリベット。


ステップの効果は、どうでしょう?


"N1"のデカールは、
オペークがないのでインスト通 りの色の方がいいですよ。


完成!


いや〜2台作って同じクオリティに仕上がったのが驚きです。
普通はどちらかが犠牲になるんですけど
それだけ元のキットの出来が良いということですね。

完成写真見ていたら、何も手を入れしなくてもよかったような感じもしてきますが ・・・。
費やした時間、延べ30時間以上、ウイスキー1/2本。

完成の記念に明石のカワサキ本社へ


これが実物!


1/12サイズ